月を待ちわびて・・ -カツノブログ-

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zoom RSS 巴里帰りの「月に雁」

<<   作成日時 : 2007/03/07 19:03   >>

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先月で終了してしまったのですが、原宿の太田記念美術館で「フランス国立 ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵銘品展」が開催されていました。

今回の目玉は、近年ギメ東洋美術館に寄贈された葛飾北斎の「龍図」で、これが太田記念美術館所蔵の「虎図」と対幅であることがわかり、美術史上でもまれに見る発見と話題になったとのことです。
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この肉筆画のほかにも、北斎はもちろん、春信、写楽、歌麿、などの浮世絵も里帰りして、展示されていました。
そして、小学生の時にブームだった切手収集で、菱川師宣の「見返り美人図」とともに高額の記念切手として有名だった、歌川広重「月に雁」もありました。
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切手を色々と集めていましたが、小学生のお小遣いの範囲内の収集ですから、切手趣味週間シリーズ「月に雁」は、文字通り“高嶺の月”で、「少年サンデー」や「少年マガジン」の通信販売の欄に載っているモノクロ写真でしか知りませんでしたから、中短冊判というサイズで、思っていたよりずっと小さい作品で、藍色が鮮やかでした。

あらためて観ると、構図の斬新さが目立ちます。大きく描かれた満月の左肩に書かれた賛は
「こむな夜 又も有るか 月に雁」

もう一つ“月”が描かれた作品に、北斎の詩哥写真鏡「木賊苅」があった。
和漢の著名な歌人と、その歌意にまつわる故事をテーマとした揃い物の一枚。
世阿弥の謡曲「木賊」。月夜の山に、木賊を運ぶ老人・・・。我が子を失った老人のやるせなさ。

“木賊(とくさ)”は“砥草”とも書くように、ものを研ぐことができる。
「木賊刈る」は秋の季語。

“月”と“木賊”といえば、昨年、東京国立博物館での企画展示「 特集陳列 懐月堂派の肉筆浮世絵」で、歌川広重筆 「月下木賊に兎(げっかとくさにうさぎ)」が出展されていたが 見逃してしまった。
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同じ 中短冊判の錦絵で、ここでは月にすむ兎が満月を見上げています。かつては、十三夜に木賊と栗や豆を供え、秋の名月を祈ったので、月夜に木賊と兎を描く主題も好まれたのですね。

本日は、二十四節気のひとつ、「啓蟄」。
〈啓蒙〉〈啓発〉の「啓」とは“開く”、〈蟄居〉の「蟄」とは虫のこと。つまり、冬ごもりで土中にいた虫が地面に這い出てくる意。
この頃、春雷が轟くことから、雷の音で驚いて虫が這い出したと昔の人は考えていたらしいのですが、“ものぐさ太郎”のワタクシも、誰かにカミナリを落としてもらわないと、ナカナカ冬眠から醒めないのです。

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